〜アユタヤ遺跡でまた知らないおじさんに着いていく!?〜
世界一周ブログランキング始めてみました!5/16
アユタヤ遺跡へ鉄道に乗って行ってきました!
そしてまた知らないおじさんに着いていくことになります、、、笑
朝、目が覚めると外は曇り
今日は雨かなぁ
自転車でアユタヤ遺跡を巡るつもりだけど、行こうかどうかまよう
もし雨が降れば大きな一つの公園であるアユタヤ遺跡を巡るのは無理だ
まぁアユタヤ遺跡よりも鉄道に乗る方が楽しみだったし、雨降ってたら鉄道だけ乗って帰ればいいか
そう思ってとりあえず向かってみることにした
ドライバーさんは英語が話せないようだったけど行き先は既に指定してあるので問題ありません
駅に着き、中に入ると大きなホームが
チケットを買います
時間がまだあったのでホーム内をウロウロ
フードコートを見つけました
チケットを買ってそのチケットと引換にご飯を買うようでしたがよく分からないので見てるだけ
ホーム内のコンビニらしきところで水を買って、屋台でワッフルを買いました
そして改札内へ!
何番乗り場かなとチケットを眺めていると駅員さんから声をかけてくれました
8番乗り場の電車
3等車にのります
いよいよ出発!
車内にはたくさんの売り子が通ります
ワッフルを食べていると前の席に座っていたおじさんに話しかけられました
Tシャツに韓国文字が書いてるけどタイ人らしい
「どこ出身?」と聞かれたので「日本」と答えるとおじさん今度は日本語で話し始めます
おじさんの名前はダナン
タイ料理のシェフで日本語の勉強をしているそうです
字も書けるようで簡単な文であれば普通に通じ、私は大喜び!
しかも行き先が同じアユタヤで、自転車で回る予定というのも同じだったようで、一緒にまわろうと誘われました
もちろん着いていきます
カタコトの日本語で会話しつつ、楽しい電車の旅が始まりました
バンコクからアユタヤまでは電車で1時間半ほどかかります
ワッフルだけじゃ物足りなかった私が車内販売のお弁当を買おうと財布を探しているとダナンがお金を払ってくれました
わーい♪
しばらくすると建物も少なくなり、田舎の風景になります
窓から風が吹いて、いい感じに電車が揺れて、気持ちよくうたた寝しました
そしてアユタヤ駅に到着!
まずは川を渡るため船着き場まで歩きます
道中ダナンがパイナップルを買ってくれ、さらには船代も出してくれました
船で川を渡りすぐそこの店で自転車をレンタルします
これもダナンが出してくれました
私が財布を出そうとすると「だいじょぶ、だいじょぶ」って私の財布を戻します
や、優しすぎる、、、
これは全部巡り終わった後に、実はツアーでした!みたいな感じで高額請求されるんじゃないだろうか
でもダナン、おっとりしていて人を騙すような人に思えない、、
日本語だって真面目に勉強して、ノートにビッシリ単語書いてあったし、、
うん。信じよう!
自転車でずっと真っ直ぐ進むと遺跡が見えてきました
遺跡に入るチケットもいつの間にかダナンが買ってきてくれてました
中に入ると、、、
あ、これ見たことある!
仏像の顔を覆うように木の根が生えてきたやつです
他の遺跡も見て回ります
遺跡の階段を登るたび、ダナンが手を差し伸べてくれます
紳士だ、、!!
次の目的地まで公園内を自転車で駆けます
小さな池があり、涼しい風が吹き、鳥の鳴き声も聞こえます
バンコクと比べて静かだし、心が癒されます
途中で象とすれ違い、さらに進むと象に乗ることができる場所がありました!
同じ場所に合った土産物屋で少し涼んだあと、40バーツで象と記念撮影!
凄くしっかりしつけられていて、私が近づくとポーズをキメてくれました笑
私むっちゃびびってます笑
また別の遺跡へ向かいました
平日は日本のツアーが多いそうで日本人を見るたび喜ぶダナン
生まれて初めて触ったカメラで写真を撮ってくれました
ここで、どうしてアユタヤに来たのか聞くと、お参りをするために来たと答え、すぐ側の仏像でお参りをするようでした
私も真似をしてお参りします
ロウソクと線香に火をつけ、蓮のつぼみと共にお供えします
そして両手を合わせお祈りしたあと、正座をして床に頭を付ける動作を数回行いお祈り終了です
私はダナンの真似をしていただけだけど、その後お祈り中ダナンは何を考えていたのか尋ねました
お祈り中は何も考えないそうです、お祈りをした後は寂しい気持ちが無くなって優しい気持ちになるんだと
ほぅ、なるほど
確かにタイの寺院や遺跡を訪れると心が穏やかになります
電車内や街で見かけるタイ人は一見何も考えていないように見えるんですが、本当に何も考えてないのかもしれない
考えることがたくさんあるとしんどくなっちゃいますし、何も考えない時間を意識的に作るって大切なことなのかもね
お祈りのあと、再び自転車を走らせます
暑いねーと私が言うと、ダナンが近くの店に自転車を停めてアイスを買ってくれました
金持ちなんだろうか、、
アイスを食べたあと、少し自転車を走らせて着いたのは大きな涅槃像のある場所!
ワット・ポーの涅槃像とどっちの方が大きいのかなぁ
さて、そろそろ帰ることにしました
レンタルサイクル屋に自転車を返し、川を渡るための船を待っている間、2人で写真を撮ろうと提案しました
笑ってって言ってるのに笑ってくれない、、
「ほら、二ーってして!」
私だけがひたすら二ーっとしています
不意打ちで撮ったダナンの笑顔( *´꒳`* )
そして、川を渡り、駅で電車を確認した後、駅近くの屋台でご飯を買いました
これは私が払いました!今日のお礼に
2人でたった60バーツだけど、、
麺と野菜が炒めてある上にアーモンドと砂糖がかけてあり、あとから自分でレモンをしぼるようになってます
日本ではなかなか食べないような味付けだけど、結構おいしい!
帰りの電車に乗り、私は爆睡
バンコクまで近くなってきて起きて、ふと「モーチットバスターミナルで明日のバスの予約をしたいんだけど、バンコクから何で行くのがいいかな?」
と聞くと、バンコクより一つ手前の駅で降りる方が近いそう
そっかー、ならもうお別れだねと思ってその駅で降りようとするとダナンが立ち上がったではないですか!!
え、モーチットまで着いてきてくれるの!?
足場が悪いからとずっと手を差し伸べてくれ、さらにモーターバイクに乗っているときは私が落ちないようにずっと手を握っていてくれました
いやー、惚れてまうで!
36歳のおじさんやけど!
なんでみんなこんなに優しいんだろう
結局チケット買うのも手伝ってくれ、最後の最後には宿まで送ってくれました
高額請求されることもなく、私を送ったあとナチュラルに去っていく姿を見て、私に優しくしてくれる理由はどこにあるのかと考えずにはいられませんでした
ダナンもペイも全く見返りを求めてこない
ほほえみの国タイにはお釈迦様のような人間がたくさんいるのだろうか
うーん、答えは見えないままいつの間にか寝ていました
明日は1度バンコクを離れ、スコータイへとバスで向かいます!
今日も読んでくださりありがとうございました!