〜イノブタパーティー!不思議な体験〜
世界一周出発まであと1週間切ったわけですが、日本とは思えないような体験をしてきました!
いやー、面白かった!笑
今日はそのことについて書きます!
4/8に清水先生の紹介でイノブタ(猪と豚のハーフ)の丸焼きパーティーをするということで参加させてもらいました
実はあんまり詳しいことは知らされていなくて、当日雨も降っているし知り合い全然いないし行くの辞めようかなって思ってたんです
主催者はウマ子さん、馬2匹と暮らしているそうです
まず南草津駅でぽちょ、アカリさんと合流。
アカリさんに車で目的地まで連れて行ってもらいます
ぽちょは以前少しだけ話したことはあったけど、私含めこの3人はほぼ初対面。
でも3人とも世界一周する予定という繋がり!
詳しく書くときりがないので割愛
初対面で互いに距離を図りつつもこれから待ち受けるものへの好奇心と緊張は共有していたように思います
そして山のふもとの獣よけの柵を越えると、ウマ子さん宅に到着、、、?
いや、家なの?
私が見たのは遊牧民の住居、ゲル
そして放し飼いにされている犬1匹と馬2匹
鶏の鳴き声も何処かから聞こえたような、、、
そしてウマ子さんが迎えてくれました
ワイングラスを片手に、、笑
パッと見はそこらで畑仕事でもしてそうな感じ。
でもワイングラス持って、むっちゃニコニコしてるからただ者じゃないオーラ
既に何人か集まっていたようで海外出身の人も何人かいらっしゃいました
軽く自己紹介した後、早速イノブタをしめにかかります
私は屠殺というものをここで初めて目にしました
生きている動物、それも今から食べる動物が目の前で殺される
(こういった描写が苦手な方は下の点線まで飛ばして読んでください)
頭では分かっていても実際に見るのは違う
イノブタの首にナイフを刺す
すると同時にイノブタが鳴きます
ほんとに叫んでるんです、心からの叫び
そして小さなオリの中で必死に抵抗するんです
当たり前ですよね、これから殺されて食べられるんだもん
これ、ウマ子さんが1人でやるんですよ
「これからイノブタしめるよー!」って変わらない笑顔で言って、ためらいなくナイフを刺す
この人怖いって思いました
でもたぶん、そう思うのは間違ってる
これが生きていくってこと
私の経験が浅すぎるだけ
ウマ子さんは強い。
最近、社会でも強い女性が増えていますがそういう強さじゃなくて、もっと野性的で生命力のある強さだと思いました
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そして、今回は2匹のイノブタをいただいたんですが、2匹目をしめるときオリが壊れてコンクリート壁の川に逃げちゃったんです
大人十数人で追い詰める
私、心の中で「このまま逃げちゃえ」って思いました
弱いなー、自分
普段から散々命を奪って食べているのに、いざ、自分の目の前の命を見るとその子に同情してる
こんなのずるいですよね
結局そのイノブタも捕まり、しめられました
なんとも言えない気持ち
家族連れの方もいて、小学生とかも普通に見てたんですよ
こんな暗い気持ちになってるの私だけかなって思ってたら、近くにいたジェシカも言葉を失ってました
私はこの気持ちを英語どころか日本語にすら表現出来ないけど、ジェシカもきっと同じ気持ち
2人で「ちょっと怖いね」なんて言いつつ川を下っていると後ろからウマ子さんが追いついてきて、笑顔で私たちに話しかけます
「おもしろい(´∇`)??」
いや、ウマ子さん、ワイルド過ぎ、、、
確かにinterestingな事ではあるけど、そんなニコニコ出来ない、、
私の中のウマ子さんがどんどん手の届かない人になっていきました笑
作業を始めたのは11時くらいからでしたが、馬と戯れつつ、イノブタの皮を剥いで、内蔵をとって、丸焼きにして食べたのは15時頃でした
私はずっと見てただけですけど笑
どんどん人が増えて、その中にプロの和太鼓奏者の方がいました
ついにイノブタを食べるのか、、と私は1人しんみりしていたのですが、そのプロの和太鼓奏者さんがバケツや鍋をひっくり返して枝で叩いて音を奏で始めました
そして、周りの人が歌って踊ってお祭り騒ぎ!
ここは日本じゃない、たぶんどこかの民族の宴に参加してるんだ
とか思いながらも自然と笑顔になります
命をいただくって重いこと、そして食べることは必要なことだからこそ、しんみりした気持ちで食べるんじゃなくて、感謝して笑顔で、めいっぱい喜んでいただくのが大切なんだって今更ながら気づく
ウマ子さんもそれを理解してるからこそ、ずっとニコニコしてるんだろうなぁ、、と勝手な解釈(笑)
イノブタの味はというと、、、
豚肉よりもかたい。でも脂身はとっても柔らかくてジューシー。
美味しいかどうかは別の話。
木の皿(薪)で食べました、ワイルドですね笑
イノブタを堪能しながら色んな方と話したんですがこれもきりがないので割愛。
でもどの方もなんとも面白い人ばっかりで、、
自分はまだまだ序の口だと思い知らされました
宴はまだまだ続きそうでしたが、私は夜にバイトがあったので途中で帰りました
それでも色んな意味でお腹いっぱい、満足な1日
世界一周中はこれを超える体験をして、みんなに報告したいな、、!
がんばろうっと♪
ではまた!!